体の老化が気になる方も積極的に摂りたいチョコレート
年齢を重ねるにつれお肌がたるんだり、かさつくほか、体の機能にも衰えが生じてきます。脳細胞の減少が認知症のリスクを高めたり、加齢やコレステロール値の上昇などで血管の柔軟性が低下し、動脈硬化のリスクを高め、心疾患や脳卒中などのリスクも高めてしまいます。健康的でイキイキした毎日を送っていくために、最近注目されているのがカカオポリフェノールです。
チョコレートに含まれている成分であり、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日25g、カロリーとして約150キロカロリーを4週間にわたって摂取してもらう実験を行ったところ、血流がよくなったり、脳が活性化したり、毎日気持ちも高まって元気に活動できたという研究報告が出されました。
苦いチョコレートでは食べにくいなら
もっとも、カカオポリフェノールの濃度が高いチョコレートほど苦くて食べにくい特徴があります。その分、カロリーも抑えられているわけですが、食べにくいという方は美味しいチョコレートケーキで代用してみてはいかがでしょうか。カロリーや脂肪分の過多にならないよう、原材料や食べる量に気を付けて食べれば大丈夫です。毎日、ひと口サイズ分食べる、1カットをご夫婦でシェアするなどしながら、美味しくカカオポリフェノールを摂り入れてみましょう。
カカオポリフェノールの摂取で気持ちが穏やかになる働きも報告されているため、2人で食べる習慣をつければ夫婦円満になるかもしれません。
チョコレートの摂取による嬉しいアンチエイジング効果
チョコレートの摂取を習慣化することで、精神的にも、肉体的にも活動的になることが判明し、さらに研究を重ねることで、チョコレートの摂取前後では脳細胞の増加に必要とされているBDNF(脳由来神経栄養因子)が上昇することも報告されています。
BDNFは神経伝達物質の合成を促すなど、脳にとって重要な栄養分ですが、65歳以上になると加齢とともに減少することが分かっているので、チョコレート習慣は加齢とともに衰える脳の機能の低下予防にもおすすめです。
チョコレートケーキなどのカカオポリフェノールを多く含むカカオ製品を摂取することで、脳血流量が上昇することも分かってきました。脳血流量が上昇すると、認知機能テストのスコアも上昇するため、チョコレートの摂取で認知機能を維持できるのではと期待されています。
脳のエイジング防止や動脈硬化にもつながるストレス予防に、チョコレートやチョコレートケーキを有効活用しましょう。