お友達の家などにお呼ばれする際など、手土産を持参するケースがいくつも存在します。お菓子やケーキが王道かと思いますが、その中でチョコレートケーキをチョイスすることによって、モンブランなどの定番ケーキとは異なり、意外性を感じてもらうことができます。そんなチョコレートケーキを手土産にする際の注意点や、日持ちするのかなどについてご紹介いたします。
1.チョコレートケーキとは
チョコレートケーキというのはケーキの種類の一つで、その名の通りチョコレートあるいはココアパウダーをメインの材料として使用しているケーキのことです。全体としての見た目はチョコレート色で、基本的な作り方としては、生地にココアパウダーを混ぜて焼き上げて仕上げにチョコレートクリームを塗るというものになります。メインの材料はなにかという点が重要なので、表面にだけチョコレートやココアパウダーを使用したものはチョコレートケーキではありません。
基本的にはチョコレートの味ですので、あまり味のバリエーションがないように思えますが、実際にはショートケーキなどの通常のケーキにはないチョコレートケーキだけの種類というものがいくつか存在します。チョコレートやココアパウダー自体にしっかりとした味があるため、焼き上げ方や配合する分量を変えることによって食感や甘さの変化をつけたとしても安定した味わいを保つことができるのです。
ラズベリーなどの果実との相性も抜群ですので、チョコレートが持つビターな味わいの中に特徴的な甘酸っぱさを演出するなど飽きさせない工夫も可能です。
2.チョコレートケーキは日持ちする?
当日中が賞味期限となる生クリームを使用したケーキと比較した場合、チョコレートケーキは約3日ですので若干ではありますが日持ちします。もちろん他の材料によっても日数は前後しますが、賞味期限に影響する生クリームをほとんど使用していないことによって、美味しく食べることができる日数が延びる傾向にあります。
食べ物には賞味期限と消費期限があり、それぞれ意味合いが異なります。賞味期限は美味しく食べることができる期限のことを指していますが、消費期限の場合は安全に食べることができる期限のことになるのです。そのため、賞味期限を過ぎたものは美味しさが劣化しているものの食べることはできますが、消費期限を過ぎてしまったものを食べてしまうと食中毒など身体に害を及ぼす可能性があるため食べてはいけないということになります。
ケーキの場合、賞味期限を左右するのは生クリームと果実を使用しているか否かという部分です。生クリームの場合特に傷みやすく、植物性脂肪の含まれているホイップでも開封後すぐに使い切らなければならないほどです。果実も生ものであるため数日ほどしか持ちません。
しかしチョコレートケーキはそれらを使用しない場合が多く、しっかりと生地を焼き上げているということもあるので日持ちの良さにつながっているのです。日持ちしやすいということは、すぐに食べなければならないわけではないので、手土産として持参することに向いているということでもあります。
3.チョコレートケーキをお取り寄せしよう
手土産としてチョコレートケーキを持参する場合、近所のケーキ屋さんなどで必ず取り扱っているとも限りません。何店舗もはしごするのも大変ですので、確実に手に入れるためにはお取り寄せをすることがおすすめです。実店舗に行くことができない話題のお店のチョコレートケーキであっても、お取り寄せ可能であれば地域を問わずに入手可能です。
お取り寄せを可能にしているケーキは、大抵人気のものです。有名なパティシエが作っていたり、デザインなどで話題になっているなどで知名度が高いものだったり、純粋に味そのものの評価が高いものなどが多く、手土産にすることで喜ばれる可能性も非常に高くなります。また、実際に購入した方のレビューが残されているケースもありますので、購入する際に参考にすることでより理想に近いものを選択できるという利点もあるのです。
店頭での購入と違い、お取り寄せをする場合は郵送であるが故にケーキを受け取るまでにどうしても数日かかってしまいます。手土産として持参する日から逆算して、事前に計画性を持って注文しておくことが大切です。
4.チョコレートケーキを手土産にする際の注意点
これは当然とも言える注意点ですが、渡す相手の方がチョコレートを苦手でないかどうか、またはアレルギーがないかを事前に調べておくということです。意外にもチョコレートの甘さなどが苦手な方はいらっしゃいますし、チョコレートに含まれるカカオのアレルギーがあった場合には困らせてしまうことになりかねません。いきなり確認すると不自然になってしまいますので、さりげなく話題に出してみましょう。
もう一つの注意点は、持ち歩きの時間を考慮するということです。チョコレートケーキは生地や表面にチョコレートがふんだんに使われているため、夏場など気温が高い環境に長時間晒してしまうと溶けてしまう可能性があります。いざ渡した際に溶けてしまっては失礼になってしまいますので、あらかじめ保冷剤をたっぷりと使用して、移動中にできるだけケーキの温度が上がらない用に工夫することが重要となります。そうすることにより、その場で一緒に食べるという流れになった場合でもしっかりと冷えた美味しい状態で召し上がる事ができるというメリットも有るのです。
5.まとめ
ショートケーキなど生クリームをふんだんに使ったケーキに比べ、チョコレートケーキには濃厚で香り高く、日持ちしやすいという特徴があります。手土産としても適しているので、あらかじめ有名店のものもしくは味の評判がいいものをお取り寄せすることで、お相手の方にも満足していただきやすいのではないでしょうか。様々な種類もありますので、見た目の印象で選んでみるのも良いかもしれません。